アデノウイルスによっておこる結膜炎で、感染力が強く人にうつりますので家族内発症や学校での流行がおきることがあります。
<主な症状>
・目の充血
・涙目
・ゴロゴロ感
・まぶたの腫れ
重症の場合は、耳の前のリンパ節が腫れたり、角膜表面にキズができ、角膜びらんを生じます。
発病から1週間前後でピークとなり、徐々に軽快して2~3週間で治癒します。
ウイルスには特効薬はなく、抗体ができて、それがウイルスを抑えるまでに時間がかかるのです。
当院では、アデノウイルス抗原を検出するキットを用いて、はやり目かどうかを検査
することができます。ただ、検出感度には限界があり、検査結果が陰性にでることがありますので、臨床症状での診断が大切です。
★眼科医からのアドバイス★
「診断されたら、周りの人にうつさないように注意しましょう。」
眼をこすったり、さわったりした手から人にうつるので、石鹸と流水で手についたウイルスをよく洗い流す必要があります。また、目やにや涙は、使い捨てのティッシュなどを使用し、ビニール袋に入れるなど誰も触れないようなかたちで破棄しましょう。
インフルエンザと同じように、学校はお休みしなければなりません。